【第12回】 インプロ 手放せば始まる

こんにちは、ユッキーです。

今日は「インプロ 手放せば始まる」というテーマでお話ししたいと思います。

今日のお話しする内容です。

  1. なぜ手放すの?
  2. 手放すことのメリット
  3. インプロで手放すということ
  4. 手放すときの注意点
  5. まとめ

1.なぜ手放すの?

  • 心を楽にするため

人間誰でもお金や時間をかけて手に入れたものって

捨てるのもったいない!

って思ってしまうこともあるでしょう。

しかし、新しい環境に移る時、新しいものを手に入れる時には

何かしら手放しますよね。

そう、人間持てるものには限界があります。

管理しきれなくなります。

管理するためには、時間やお金が必要となるでしょう。

それが自分の目的を達成するために必要であれば

持っておくべきだと思いますが

意外と目的達成に必要なものって少なかったりします。

定期的に持っているものを手放す習慣があると

心が楽になり、自分の目的(こうなりたい)に向けて進めていけるのではないでしょうか?

目に見えるもの(衣類、備品、本など)に限らず

目に見えないもの(人間関係、様々な契約、執着など)にも目を向けて

定期的に手放していきましょう!

2.手放すことのメリット

  1. 心の負担が減る
  2. 自分の目的に合ったモノ・コトが手に入りやすくなる
  3. 自分の時間が増える

1.心の負担が減る

多くのモノやコトを持っていると

それを管理する時間やお金が必要になります。

「管理する」という言葉はいい意味で使われることが多いですが、

「管理する」モノ、コトが多すぎると

それらに対して神経をすり減らしてしまうため

心の負担が増えてしまうでしょう。

イメージしやすい例で言うとこんな感じ ↓

イラッとしますよね。

早く片づけたくなるでしょう。

「管理する」モノ、コトを手放して、減らしていくことで

心の負担は減ってくるでしょう。

2.自分の目的に合ったモノ・コトが手に入りやすくなる

モノ・コトを定期的に手放すことで

自分の身の回りや心に空間・余裕ができます。

そんな時に

「自分の本当にやりたいことはなんだっけ?」

と自分に問いかけてみましょう。

すると、自分にとって必要なものが思い浮かんで

スッと入ってくるようになります。

例を挙げてみましょう。

健康志向の高い大人の方ならやったことがあるかもしれないファスティング(断食)

(私も一度道場で体験したことがあります)

ファスティング(断食)はその名の通り

食事をほぼ取りません。

(私の時には、にんじんリンゴジュース、梅干し、レモンと水でした)

それで何日か過ごして、回復食をとって日常生活に戻るのですが

回復食(重湯)が普段の想像以上においしく感じられます。

一時的に食を絶つことで味覚が研ぎ澄まされるとのことです。

必要なモノはカラダは知っています。

必要なモノが絶たれると必要なモノを吸収するための力が

湧き上がってくるんですね。

3.自分の時間が増える

手放すことで「管理する」モノ・コトが減ると余裕ができて

自分の時間が増えます。

新しい人間関係を作ったり、新しいコトを始めてみましょう。

目的がまだはっきり定まっていなければ

自分を見つめる機会に当ててもよいでしょう。

人間が一番ストレスを抱えるコトの1つに

「自分でコントロールできる時間が少ないこと」

が挙げられています。

自分のコントロールできる時間を増やし、

自分のやりたいことをやる(勉強でも、趣味でも)

そうすることで心身の健康が保たれていきます。

3.インプロで手放すということ

インプロでも手放す行動は頻繁に起こります。

逆に手放さなければ、何も始まらないとも言えるでしょう。

インプロの基本の考え方「Yes,and」

相手を受け入れる(Yesする)ためには、

相手からアイデアを提供(offer)してもらう必要があります。

この提供(offer)すること = アイデアを相手に手放すこと

につながっていきます。

言い換えると

自分のアイデアを「手放し」

相手は自分の意見を受け入れ(Yes)

相手のアイデアをつけ加えて(and)

相手はつけ加えたアイデアを「手放す」

「Yes,and」の前後には必ず「手放す」が発生します。

実例でみてみましょう。

【しりとりゲーム】

開始直後、Aさんアイデアを考える

Aさん
Aさん

リンゴ

Aさんが発言して、アイデアをBさんに手放す

BさんはAさんの手放したアイデアを受け取る(Yes)

BさんはAさんのアイデアを参考に、アイデアを考える(And)

Bさん
Bさん

ゴマ

Bさんが発言して、考えたアイデアをAさんに手放す。

・・・以降繰り返し

「手放す」ことをしなければ、

アイデアが表に出ずに、Yes,andが成立しなくなることが

なんとなくでもイメージして頂けたでしょうか?

インプロで「手放す」ことは欠かせないことなのです。

日常生活でいきなりモノ・コトを手放すのに抵抗があるようであれば

インプロの世界で「手放す」感覚を練習されてもよいかと思います。

4.手放す時の注意点

  1. いつか使う、利用すると思って、ためらってしまう
  2. 一気にやろうとする
  3. 必要なモノ・コトまで手放してしまう

1.いつか使う、利用すると思って、ためらってしまう

一番あるあるかなと思っています。

一時期は「いいな」と思って、

買ったモノ(服、文房具、家電など)

入会したコト(アプリ有料会員、施設の有料会員など)

今は全く使ってないし、利用もしていない

でもいつか使うかもなぁ・・・

手放してしまいましょう。

もったいないという気持ちになると思いますが、手放してしまえば

意外と気にならないものです。

本当に必要なモノ・コトであれば、またその時に買えばいい。

そのくらいでいいと思います。

どうしても抵抗感があるようであれば、

仮置きBOXに入れて、期限を書いて

期限が過ぎたら手放すなど、覚悟する仕組みを作るのもよいでしょう。

2.一気にやろうとする

手放すことをしばらくやっていないと

いらなくなるものが意外と増えるものです。

それを一気にやろうとすると

下手したら何日もかかってしまう

そんなこともあり、手放すことを諦めてしまう

なんてことにもなってしまうでしょう。

ため込んでしまう前に手放すことができれば一番よいですが、

難しい場合は定期的(月1回、年1回など)に見直すことが望ましいです。

それすら難しい場合は手放す以前にそもそも受け取らないことも検討材料かと思います。

3.必要なモノ・コトまで手放してしまう

自分の身の回りにモノ・コトがあふれていると

訳が分からなくなります。

「ああ、もういいや!」

って、その辺りにあるドカッと捨ててしまうと・・・

数日後、

「あの資料どこに行ったっけ?」

「もしかして、先週捨てちゃったかも・・・汗」

なぁんてコトもあると思います。

ある程度使用頻度のあるもの、必要と思われるものは

置き場を分けて置いておくなどするとよいでしょう。

このあたりの話は整理整頓術になりますので

別途、ネットや文献で検索、調査されるとよいでしょう。

5.まとめ

  1. 定期的に身の回りのモノ、コトを手放すことで心を楽にしていこう。
  2. 手放すことのメリットとして、①心の負担が減る、②自分の目的に合ったモノ・コトが手に入りやすくなる、③自分の時間が増える、がある。
  3. インプロでも「手放す」は欠かせない。インプロの基本「Yes,and」は、「手放す」で挟むことで成立する。
  4. 手放すときの注意点は、①いつか使うだろうとためらうこと、②一気にやろうとすること、③必要なモノまで手放してしまうこと。計画的に少しずつ手放していこう。

いかがでしたか?

今回は、マコなり社長のYouTube動画のキーワード「手放せば始まる」から

インプロの考え方に結びつけて書いてみました。

動画の内容には触れていませんので、内容にご興味ある方は

YouTubeでご覧ください。(ちなみに2時間半あります)

「手放す」というワードは以前から気になっていました。

昨年7月、異動辞令が出て、山口県から長野県に移ったのですが

当然業務の引き継ぎをしなければならず、

自分の業務を手放す必要がありました。

私の想いとして、

「手放す時には受け入れた時よりもシンプルにする」

がありました。

業務の本質を見抜き、考え抜く必要がありました。

私の業務を引き継いでくれた人は

私よりも数倍優秀で

現在、引き継いだ業務のレベルアップをしてくれているようです。

彼にはとても感謝しています。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

また次回の記事でお会いしましょう!

ユッキー

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