【第5回】インプロワークショップ

こんにちは、ユッキーです。

インプロのことをいろいろお話ししてきましたが

Aさん
Aさん

実際のインプロのワークショップってどんなことをやっているの?

と言う声も少なからずいらっしゃると思いますので

今回は、インプロのワークショップについてお話ししたいと思います。

本日のお話しする内容です。

  1. そもそもワークショップって何?
  2. インプロのワークショップでやっていること
  3. 私がインプロのワークショップで大切にしていること
  4. ワークショップの今後について
  5. まとめ

1.そもそもワークショップって何?

ワークショップ(Workshop)

最近、日常生活の中でも耳にすることが増えてきた言葉の一つかなと思います。

よく比較対象とされるセミナーと主な特徴を比較してみましょう。

項目ワークショップセミナー
参加者の求められるスタイル主体性(講師、参加者双方で学び合う)受動性(講師から学ぶ)
情報の方向多方向(講師  → 参加者)
   (参加者 → 講師 )
   (参加者同士)
単方向(講師 → 参加者 のみ)
主な成果物無形 (参加者の記憶)有形 (セミナー資料など)

1)参加者の求められるスタイル

ワークショップは主に参加者が体験することに価値があるというスタイルです。

参加者が主体性(自ら学ぼうという意思)が強ければ、ワークショップの価値は高まります。

逆に主体性が弱い場合は価値は低くなります。

セミナーは主に講師が持っている情報を参加者が学ぶことに価値があるというスタイルです。

講師の持っている情報が参加者に取って有益であれば、価値は高まります。

逆に参加者にとって有益でなければ、価値は低くなります。

2)情報の方向

ワークショップは、講師と参加者が相互にコミュニケーションをしながら進めていきます。

話をする時間は

講師 < 参加者

のことがほとんどです。ワークショップ中、全く話さない参加者はほぼいらっしゃいません。

話の苦手な方は講師、ファシリテーター(進行役)がフォローしていきます。

セミナーは、講師が情報を参加者に伝えながら進めていきます。

話をする時間は

講師 >>> 参加者

のことがほとんどです。参加者によってはセミナー中、全く話さない方もいらっしゃるでしょう。

3)主な成果物

ワークショップの成果物は主に「参加者の記憶」(無形)です。

ものつくりのワークショップであれば、製作した物(有形)も成果物になります。

成果物の特徴としては

無形 >>> 有形

の関係があるでしょう。

セミナーの成果物は主に「セミナーの資料」(有形)です。

講師の人柄などに感動すれば、それも体験価値(無形)としてはあるでしょう。

成果物の特徴としては

無形 <<< 有形

の関係があるでしょう。

2.インプロのワークショップでやっていること

インプロのワークショップは全国各地で様々な団体、個人が主催して、定期、不定期に開催されています。

主催する団体、個人、参加者の人数によって異なりますが、ワークショップの大まかな流れとしては

  1. 参加者全員の自己紹介
  2. アイスブレイク(簡単なゲーム)
  3. 難易度低めのゲーム → 少人数(2,3人)で取り組むもの
  4. 休憩
  5. 難易度高めのゲーム → 大人数(4人以上)で取り組むもの
  6. 振り返り

1)参加者全員の自己紹介

まず、参加者1人1人発言する機会を作ります。

そんなに難しく言わなくても大丈夫です。

ユッキー
ユッキー

○○市に住んでいます。会社員のユッキーです。よろしくお願いします。

のような感じで。

ちなみに「ユッキー」はインプロネームです。

インプロネームはインプロをするときに使用する名前です。

ワークショップを始める前に決めておきます。

ワークショップの中で呼ばれたい名前を自分で決めます。

名字、名前、あだ名など何でも良いです。

名前やあだ名にする方が多いですが、

「好きなお酒の名前」にされている方もいらっしゃいました。

2)アイスブレイク(簡単なゲーム)

頭の中のウォーミングアップです。

インプロは日常生活とは違った脳の使い方をしますので、慣らしていきます。

「脳のラジオ体操」

のような感じです。

具体的なゲームで言うと、「わたしあなた」「しりとり」「連想」などがあります。

3)難易度低めのゲーム

だんだんゲームになれていく過程です。

少人数(2,3人)でグループを作り、一緒にゲームをしていきます。

具体的なゲームで言うと、「ミラー」「ナイフとフォーク」「プレゼント」などがあります。

4)休憩

自分の頭を休ませる時間です。この時間も重要です。

慣れない頭の使い方をするととても疲れます。頭の中を整理して次に備えます。

5)難易度高めのゲーム

本格的なインプロを楽しむ段階です。

大人数(4名以上)でグループを作って、シーン(場面)作りのゲームをしていきます。

「Yes,and」が様々な角度から飛んできますので、これまで以上に集中していないと

脳が混乱して、何をしたら良いか分からなくなってしまします。

軽い脳のカオス状態です。

ここが楽しめるようになるとインプロがやめられなくなります(笑)

具体的なゲームは数多くありますが、やり始めの頃のおすすめは、

「最初と最後」「あいうえお」「フリーズタッグ」

などがよいでしょう。

6)振り返り

参加者1人1人が活動全体を振り返る時間です。

活動を通じて気づいたこと、学んだことを参加者1人1人に話してもらいます。

また、他の参加者の気づき、学びを聴くことで、

新たな自分の気づき、学びにつなげることもできます。

ワークショップの価値を最大限高められる段階かなと私は考えています。

私が主催するインプロのワークショップではゲームの間でも取り入れています。

3.私がインプロのワークショップで大切にしていること

  • 参加者の方々によい時間を与える

このことにつきるかなと思います。

時間は生きていく中で最も大切なものの一つかなと思います。

参加者の方々がせっかくの自分の時間をワークショップの為に使っていただけるなら

せめてこの時間は

「参加してよかったな」

と感じてもらうようにしていきたいと考えています。

私が主催するインプロのワークショップはまだ始めたばかりですが、

これから継続していく中で、

ワークショップのあり方、私自身の言動、振る舞いも考えながら改善していければと思います。

4.ワークショップの今後について

現在、長野県塩尻市でインプロのワークショップを毎月開催しています。

インプロ研究会|今後の予定 (peraichi.com)

私の肌感覚になりますが、インプロの認知度はまだまだ低いと感じています。

これからも

  1. インプロの魅力の情報を発信しつつ、
  2. インプロに興味を持ってもらえる人を増やして
  3. インプロを実際に体験してもらい
  4. 体験した気づき、学びから
  5. 参加者の人生をより豊かにする

しかけ作りをしていきたいと思います。

気になる方はお問い合わせ頂けるとうれしいです。

5.まとめ

  1. ワークショップとは参加者が主体的に体験をして気づき、学びを得る場
  2. ワークショップの成果物は主に参加者の体験の記憶
  3. インプロのワークショップの流れは「自己紹介」「ゲーム体験(休憩あり)」「振り返り」
  4. インプロのワークショップの価値を一番高めるのは「振り返り」
  5. 興味を持って頂いた方はお問い合わせお願いします(笑)

いかがでしたか?

インプロのワークショップに少しでも興味を持ってもらえたらうれしいです。

「モノ」(物)の時代から、「コト」(体験)の時代へ

体験から得られる自分にしかない気づき、学びから、自分の人生の物語を作っていきませんか?

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

ユッキー

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